※この記事及び関連記事には乱数調整について記述していますのでご注意下さい。

今回は、HGSS・DPPtのID調整のやり方を説明します。
ID調整をすることで好きなIDにすることができるのはもちろん、自分の狙ったポケモンを色違いで捕まえることができるようになります。

特に、固定シンボル・徘徊・野生等は適当なIDでは狙った個体を色違いにすることは不可能なので、高個体値の色違いを狙うにはID調整は必須です。
また、1周で取れる色違いの性格も基本的に1種類(たまに2種類)なので、いろんな性格を色違いで取りたい場合は、何周もする必要があります。

HGSSとDPPtでは基礎的な部分はほぼ同じで、ツールも同じものを使います。
空白時間や待機時間などは多少異なるので、それぞれ合ったものを使う必要があります。

なお、難易度は高いです。第四世代の乱数に慣れていない方は難しく感じるかもしれません。
特に時間の再計算などで苦戦する可能性が高いので、気を引き締めてチャレンジしてください。

●必要なツール
 ・PHS (IDの検索、初期seedを検索します)
 ・DDDDloop (IDのリストを作成します)
 ・エメタイマー (ストップウォッチ(以下SW)でも可)

これらを用意しておきます。
エメタイマーかSWかはいつもの乱数で使っている方を使って下さい。
基本的にはエメタイマー推奨ですが、私自身はSWでやっているので、やりやすい方で大丈夫です。


●ID調整に使う性格値を探す
色違いにするには目標の性格値が必要になります。

まずは、色違いにしたいポケモン性格・個体を探しましょう。
例えば、ソウルシルバーでラティオスの臆病6Vを色違いにしたいとか、そういうものですね。
そして、PHS赤パネル[条件から検索]でその個体が出るか確認します。
めざめるパワー等は理想値で出せないことも多いので、A不問にするなど妥協は必要です。
また、固定や野生を色違いにしたい場合には、特性性別にも注意しましょう。
性別性格値の下2桁の値で決定します。性別比率が1:1の場合は7F以下80以上になります。他の比率に関しては野生乱数記事の最後にある備考欄をご参照下さい。
ピクチャ 2
画像では徘徊の控えめ5Vで検索しました。
このように個体が出ることを確認できたら、その結果にある性格値をメモします。
それに合わせてID調整することで色違いにすることができます。
画像のように複数の結果が出ている場合は、個体値や消費数等を考慮しながら自分の取りたいものを1つ選んで、その性格値をメモしましょう。

徘徊を色違いにしたい場合は徘徊SEEDを、固定を色違いにしたい場合は固定SEEDから性格値を選ぶようにしてください。徘徊SEEDを選ぶと、固定でも同じ性格を色違いにできることもあるので、同じ性格値があるか確認しておくとお得です。逆もまた然りです。(ID検索した後で、確認の際についでに検索してみてもいいですね)
固定はシンクロがないと出ないこともあるので有り・無し両方を確認するようにしてください。
なお、第五世代と違って、色違いを別のシンクロを使って別の性格にすることはできないのでご注意下さい。
(最初に選んだ性格しか色違いになりません)


●IDの決定
ID調整に使う性格値をメモしたら、次にPHSグレーパネル(実験用)を開きます。
seed調査のseedに「072」と入力して、実行を押します。
そうすると、新しくピンクパネル(ID関連)のタブが出てくるので、それを開きます。
ここでIDとID調整に必要な初期seedを検索します。

ピクチャ 3
例では上の画像の性格値を使うことにします。

[色違いにするポケモンの性格値から調べる]にチェックを入れて、先ほどメモした性格値を入力します。
例では86e5c0afですね。間違えて初期seedを入力しないように!

好きな表IDにしたい方は[IDから調べる]にもチェックを入れて、
好きな表IDを1つ入力して、裏IDは0~65535で調べます。表IDは00000~65535の範囲内で選びましょう。
通常はかなり待機時間が長くなる(数分~数時間)のでオススメはしません。
一応、これを使う事でID:00000等も探すことができます。
(さきさんが公開している「第四世代ID調整用初期SEED検索ツール」を使えば、一瞬で探す事が出来るようです)

開始時刻は無視でいいです。

フレーム範囲は、デフォルトの2700~3000Fだと100%間に合わないので、
HGSSでは3800~4200Fぐらい、DPPtでは5000~5500Fぐらいにしましょう。
(好きな表IDにしたい方は上限を65535Fにしておきましょう)

[DS開始時刻表示]は自力で計算しない方はチェックを入れて、[設定]で調整しましょう。
ただし、待機時間しか表示されないようです。
例では自力で計算するので、チェックはしません。
なお、HGSSのID調整の時の空白時間は150F程短くなっているので注意です。

ここまで入力できたら[実行]を押してしばらく待ちます。

ピクチャ 4
結果が出たら、その中からどれでも好きなIDを1つ選びます。どれでもいいです。
個人的にはなんとなく並びが良いものを選んだりしていますが、どれでもいいです。

結果が出なかった方は、[IDから調べる]にチェックを入れている方だけだと思うので、
その場合は、フレーム範囲を広げてみてください。
ただし、PHSの検索最大値である65535Fまで調べても出ないこともあります。
その場合は、諦めるか表IDを変えるかしてみてください。
(さきさんが公開している「第四世代ID調整用初期SEED検索ツール」を使えば、それ以降のフレームも探せます)

ピクチャ 5
例ではこれを選びました。

IDを選んだら、PHSの赤パネル[条件から検索][色違い]にチェックを入れて、
上の結果の表ID・裏IDを入力して、色違いになるか確認してください。
ピクチャ 6
このように[※色違い]が付いていればOKです。

ここまで確認できたら、次は起動時間を求めます。



●ID調整の起動時間を求める
ID調整でも起動時間は必要です。
先ほどのPHSピンクパネル(ID関連)で出した結果を使って計算します。
ピクチャ 5
例ではコレですね。

計算方法は固定シンボル乱数のときの計算方法と同じです。
ただし、HGSSのID調整の時は空白時間が150F程短くなっているので、その点は注意が必要です。
一応、ここでも例を使って具体的に説明していきますね。


まずは計算には結果の下3行を使います。
 月×日+分+秒:99or355
 時:2
 フレーム+年-2000:4065

この部分ですね。


まずはフレーム+年-2000:4065とあります。
これはフレームが4065の時に上のIDが出るという意味です。
ただし、これをそのままエメタイマー等に入れてやってもズレてしまうので修正をします。

フレーム4065Fに空白時間を足します。
HGSSでは約5.8秒(350F前後)DPPtでは約4.5秒(270F前後)と言われています。空白時間の計測方法については此方
ただし、HGSSのID調整の際の空白時間は通常より150F程少なくなります。
私の場合はHGSSの空白時間は347Fですが、ID調整のときの空白時間は198Fでした。
DPPtでは276Fですが、ID調整のときは275Fでした。
DPPtは誤差の範囲ですが、HGSSではかなりの差が出てしまうので注意が必要です。
もちろん、人によって差は変わるので各自微調整してください。

計算に戻りましょう。フレームに空白時間を足します。
例はHGSSなので、4065+198=4263ですね。
これを秒に直すために60で割ると4263÷60=71秒余り3になります。
この余り3年数の下2桁になります。つまり、03年なので2003年ということですね。
また、71秒は「ソフト選択」から「また後で合おう!」でAボタンを押すまでの待機時間になります。

次にソフト選択の秒数を任意で決めます。
私は10秒起動にしたいので10秒にします。
この起動時間(10秒)に先ほど求めた待機時間(71秒)を足します。10+71=81秒=1分21秒

次に月×日+分+秒:99or355とありますが、99と355はどちらでもいいです。今回は99の方が計算しやすそうなので99を選びます。
(私のHGSSのID調整の場合、このままでは何故かよくズレます。結果の月×日+分+秒が3程高くなっていることが多かったです。私だけかもしれません)
(私はHGSSで何種類かID調整していますが、いずれも最終的に3~4程減らして成功しているので、例では思い切って3減らしておきます。99-3=96。一応、減らさなくても後で調整できますので、ここは任意で構いません)


ではここからは通常通り計算してきます。
例では月×日+分+秒96にしたいので、先ほど求めた1分21秒の21秒を引きます。96-21=75。
残り75で月×日+分を合わせればいいので、10月7日5分にします。(10×7+5=75)
何時は時:2ですので、2時になります。
これで時間計算は完了しましたね。


2003年10月07日02時05分21秒 ←初期seedの決定時間 (「またあとであおう!」でAを押す時間)
2003年10月07日02時04分10秒 ←ソフト選択の時間 (seed決定時間から待機時間を引いた時間)
71秒 ←待機時間 (エメタイマーで測る時間)


こういうことになります。
ここまで計算できたら、次は実際にID調整に入ります。


●実際にID調整に入る
では、実際にID調整に入ります。

その前に、試しにやる分には、セーブデータが残っていても構いませんが、
実際にそのIDで周回するためにはセーブデータを初期化しなければなりません。 
データが残っている状態で初めから始めてもセーブできないからですね。

初期化の方法ですが、タイトル画面でB+SELECT+↑を押します。
すると、「データを消去しますか?」と聞かれるので「はい」を選んで、「消去すると元に戻せません。それでも消去しますか?」と聞かれるので「はい」を選びます。
ここまでするとセーブデータが初期化されて、初めからプレイしてもセーブができるようになります。
ID調整をする前に、初期化をしておきましょう。
(当たり前ですが、初期化する前に貴重なポケモン等は別ROMに移しておきましょう)


初期化したら、一度電源を入れ直して、先ほど計算した起動時間で起動します。
エメタイマーを準備します。待機時間(例では71秒(4260F))を入れておきましょう。
(SWの方は普通に待機時間分をカウントしましょう)
ソフト選択と同時にエメタイマー(SW)を開始、待機時間分を測ります。
オープニングは適当に進めていきます。間に合うように急ぎめでいきましょう。
Bボタンを押しながらAボタンで話を進めると会話が速くなります。

HGSSでは「またあとであおう!」の画面で、DPPtでは博士の話が終わった直後のTVの映像の画面で待機します。
130718_1229~01130718_1609~01
この画面で待機です。左がHGSS、右がDPPtです。

エメタイマーが0になった瞬間にAボタンを押して始めます。
(SWの方は待機時間丁度になった瞬間にAボタンを押して、同時にSWを止めます)

ゲームが始まったら、トレーナーカードを見て表IDを確認しましょう。
HGSSでは一度階段を降りてお母さんと話をする必要があります。
この時点で目標の表IDだった場合はおそらく成功しています。お疲れ様でした。
普通は違う表IDだと思うので、次にIDリストを作成します。


では、DDDDloopを起動して、IDリストを作ります。
130718_1604~01
最初の画面ではModeに3を入力してEnterキーで進めます。
次にピンクパネル(ID関連)で出したIDの初期seedを入力します。
ピクチャ 5
例ではコレですね。初期seed:63020fe1を入力します。
次に誤差の範囲を決めますが、いずれも最大値を入力しましょう。
秒の誤差は3、フレームの誤差は60を入力します。
130718_1605~01
ここまで入力してエンターを押すと、検索終了と出ます。DDDDloopは閉じても大丈夫です。
リストはIDlist.txtがDDDDloopの入っているフォルダにあるので、それを開きます。

130718_1606~01
こんな感じの初期seedやIDなどがズラっと並んでいるメモ帳が開きますね。
(目標値にある★印は私自身が分かりやすいように自分で付けたものです。通常は何も付いていません。)

この中から、先ほどトレーナーカードで確認した表IDを探します。
ctrl+Fの検索機能を使えばすぐ見つかると思います。
見つからなかったら、何度かやり直してみます。それでも見つからなかった場合は、時間計算が間違っている可能性があるので見直してみましょう。


リストに見つかったら、今回の初期seedと目標の初期seedとの差を確認します。

初期seedはaabbccccで構成されており、aa=月×日+分+秒bb=cccc=フレームで構成されているので、目標の初期seedとの差分を合わせる様に調整していきます。
ちなみに初期seedは16進数なので計算の際はご注意ください。

例で見比べてみます。

目標の初期seed63020fe1
今回の初期seed62020fea

もしこんな結果だった場合は、今回引いた初期seedはaaが1少ないのと、ccccが9多いということが分かりますね?
つまり、月×日+分+秒1少ないので時間を1分増やすフレーム9多いので年数を9年減らすといった形になります。そうすれば、計算上は63020fe1になりますよね。
(秒数を弄じってしまうとややこしくなるので、基本的に分数を変えるようにしましょう)

時間を減らす際に減らしたい部分が足りないこともあると思います。
例えば、1分から4分減らしたら、57分になってしまいますよね。そうすると計算が狂ってしまうので、日付を1日減らして分を増やします。
日付の場合は月×日+分+秒の計算式に合わせればいいので、10月で1日減らすと10分増え、5月で1日減らすと5分増やすことができます。増やした値から、減らしたい分を減らしましょう。
年数の場合はフレーム+年-2000なので、待機時間を1秒減らすと60年増やせます。もちろん、そうすると、月×日+分+秒の計算が合わなくなるので、1秒減らしたら、1分増やしましょう。
こんな感じでなんとかうまく調整することができます。計算間違いにはご注意を。


あとはひたすら目標IDが出るまで調整しながら繰り返すのみです!

なお、目標値から奇数にズレている時は、100%目標値を合わせることができないので、必ず年数を奇数分増減させておくことを忘れないようにしましょう。


130718_1231~01
目標の表IDに合わせられたら、ID調整は終了です。
あとは普通にシナリオを進めて、目標の個体で色違いになればOKということになります。
お疲れ様でした。


(1/11追記)
初期化のコマンドに誤りがあったので修正しました。