※この記事及び関連記事には乱数調整について記述していますのでご注意下さい。

今回はBWの色違い徘徊乱数の説明になります。
トルネロスやボルトロスの色違いにするための準備ですね。

徘徊乱数を基礎知識として頭に入っている前提で話を進めていきます。
文章の簡略化のため、基礎部分の説明は省きますので注意するようにしてください。

なお、一度も徘徊乱数をしたことがない方がいきなり色違いを出すことはできないので、一度通常の徘徊乱数をやる必要があります。
まだ徘徊乱数を一度もやっていない方は、この記事と徘徊乱数の記事を合わせてご覧いただければと思います。

前提として一度徘徊乱数して性格・個性のメモが残っている必要があります。メモの数が少ないと目標性格の位置が特定ができない場合があるのでご注意下さい。
また、色違いにするには目標の乱数値に合わせてID調整をする必要があります。ID乱数調整に関する記事は此方

なお、難易度は高めです。特に目覚めるパワー有りの場合は難易度は一気に上がります。心して挑むようにしましょう。

■色違い徘徊乱数調整の流れ(BWの場合)
00.一度徘徊乱数をして目標の性格を出す。なお、その際にメモした性格・個性も残しておく。
01.bwseedlistにその徘徊用の初期seedを入れて、[生の乱数値を表示]にチェックを入れて、タマゴリストを出す。
02.性格メモとタマゴリストを照らし合わせて場所を特定する。(ボルトロスは400前後、トルネロスは600前後を見る)
02.照らし合わせる際に、その性格1つ上の乱数値を6で割った余り個性が一致するか確認する。
03.目標性格の一つ上の乱数値が分かったらその乱数値に合わせてID調整をする。
04.ID調整したらシナリオをソウリュウのジム戦クリアまで進めておく。(10番道路側のゲートで異常天候を教えて貰う)
04.ジャッジを使う場合は殿堂入りしなければならないので注意。
05.ペラップ捕獲用ポケモン等を用意する。0の時と同じ季節に合わせておく
06.7番道路の小屋の中のTV前でセーブする。(この時点で乱数終了まで他のことができなくなるので注意)
07.0の時と同じ起動時間で開始、TVで初期seedを確認し、ペラップで目標性格が出た消費まで消費する。
08.小屋を出て連打で話を進めてボルトロス(トルネロス)を徘徊させる。(連打は最速にする←重要)
09.ゲートの電光掲示板を参考にボルトロス(トルネロス)と遭遇する。色違いになれば90%は成功。
09.残りはなつき消費による個体値ズレが発生する可能性もあるので捕まえたら必ず個体値を確認すること。
09.セーブしたい人は一度マスターボールで捕獲して個体値を確認してからもう一度乱数調整してセーブすればよい。
09.色違いで個体値も合っていれば終了。
09.色違いにならなかった場合は消費を間違えたか、ID調整で指定する乱数値が間違っている可能性があるので、
09.もう一度リストを見て性格や個性を確認する。


こんな感じです。
徘徊の色違い乱数では準備段階が一番時間がかかります。乱数値から余りを出して目標性格の位置を特定させるが主な追加の仕事になりますかね。その目標性格の一つ上の乱数値を使ってID調整して、またシナリオを回る必要があるのでそれなりの時間はかかります。
もちろん、その前に目標性格を出すだけでもかなり時間がかかるので、まとまった時間が取れない方は日を分けるなりして対応したいところです。

ただ、一度成功してしまえば、同じID・同じ時間・同じ消費数で捕まえられるので量産はできます。
また、一度成功していれば、近くにある別の性格に合わせてID調整することも比較的容易になるので、同じ個体値で別の性格の色違いを出すこともできるかもしれません。もちろん、特定の性格を探すのは自分で1消費ずつやらないといけないので、その点はご自身の頑張り次第といったところでしょうか。


■用意しておくと便利なもの

前準備として用意しておくと便利なものを一覧にしておきます。
ペラップ・・・・必須。おしゃべりを覚えさせて録音しておきましょう。消費の時に使います。
・ペラップ・・・・2匹いると非常に楽になるので是非2匹用意しましょう。
マスターボール・・・
必須。何度も捕まえないといけないので必ず用意しましょう。
捕獲ボール・・・いわゆるボール厳選をするなら必須です。好きなボールを100個ずつぐらいは用意しましょう。
捕獲要員・・・・マスターボールを使わないときに弱らせるためのポケモンです。
・捕獲要員・・・・徘徊ポケモンは逃げるので相手より早く黒い眼差しを使う必要があります。特性「影踏み」でもOKです。
・捕獲要員・・・・黒い眼差しと催眠技、みねうちを両立できるドーブルやエルレイド等がオススメです。



■実際にやってみる
ここでは、ブラック1で6Vの色違いトルネロスの徘徊乱数を例としてやってみます。
まずは前準備として、一度普通に徘徊乱数をやる必要があります。
目標の性格が出ていないとできないので、先に目標性格を出すことに力を注いでください。目標性格が出た場合は再現性があるか確認してくださいね。
比較的少ない数で目標性格が出た場合は、もう少し消費を変えてメモを増やしておくほうがいいかもしれません。
徘徊メモ
例ではこんな感じになりました。(これは実際に陽気を探していたときの性格メモになります)
では、このようにペラップの消費数・性格・個性はメモできましたでしょうか?
(画像では「余り」等も書いていますが、これに関しては後ほど記載します)


ではメモできたら、bwseedlistを起動します。
初期seedを入力して、オフセット0メタモン無し・変わらず無しタマゴリストを出します。
新版の方は右下にある[生の乱数値を表示]にチェックを入れておいてください。(旧版はそのままでOK)
egglist
すると、画像のような乱数値、性格などが書かれたタマゴリストが出てきますね。
このリストを使って目標性格の乱数値を探していきます。


では、先ほどメモした性格・個性のリストと照らし合わせていくのですが、
ここで電卓を用意します。16進数で計算できる関数電卓があれば便利です。

個性は性格の1つ上の乱数値を6で割った余りで決められており、それを計算機を使って計算する必要があります。
仮に700の位置にその性格があった場合は、699のところの乱数値を6で割って余りを出すということですね。
見るところは性格の右側にある性格値ではないので見間違いにご注意を。

ひるねをよくする  =余り0 (0.0)
あばれることがすき =余り1 (0.1666)
うたれづよい    =余り2 (0.3333)
ものおとにびんかん =余り3 (0.5)
イタズラがすき   =余り4 (0.6666)
ちょっぴりみえっぱり=余り5 (0.8333)


個性と余りの関係はこのようになっています。()内の数値は余りを10進数に直したものです。
注意点としては一般的はHABCDSの順で書かれることが多いですが、今回はHABSCDの順番です。間違えないようにしてください。

また、上の関係は6Vのときならその通りなので分かりやすいですが、仮に【31-30-30-31-31-31】のめざ氷個体だった場合、ABの個体がVにならないので、「暴れることが好き」と「うたれづよい」は個性としては100%出ないですよね。そういった場合は1つ下の個性になります。
つまり、余り1・余り2になった場合は1つ下の「ものおとにびんかん」になるということですね。もちろん余り3のときも「ものおとにびんかん」になります。
仮に【30-30-30-30-30-31】のめざ飛行個体だった場合は、個性は「ものおとにびんかん」しかありませんね。つまり、余りの計算をする必要もなくなりますが、性格だけでどこを示しているのかを自分で判断するしかないです。近くに同じ性格があった場合は完全に運任せになり、実際にID調整して光るかどうかを確認するしかないです。

ちなみにボルトロスの場合はリストの400前後トルネロス600前後にあることが多いようです。
(例のトルネロスは700を少し越えたところにありました)


一応、探し方を説明しておきますね。
例えば、目標性格が「臆病」だった場合は、まずはタマゴリストから「臆病」を探します。ボルトロスなら300〜500程度、トルネロスなら500〜700程度の範囲を探すといいです。
範囲内全ての「臆病」をチェックしたら、そのそれぞれの「臆病」の性格のある1つ上の乱数値を6で割って余りを求めて、個性を割り出します。
1つ目の目標性格の一つ上の乱数値が、例えば「66FF77AA」であったとすると、これを16進数のまま6で割ると余りが「4」になりますね? つまり、その消費位置の個性は「イタズラがすき」であると分かります。
このように、順番に乱数値から個性を出していきます。
個性を割り出したら、個性と合う「臆病」をメモから探して、消費位置をメモしておきましょう。
こうすることで、同じ性格を何度も見る必要性がなくなります。仮にこの時点で1つに絞ることができたとしても他の全ての性格も念のため確認してください。

目標の性格がなかったときは多少後ろにある可能性もあるので範囲+200消費程度まで広げて見てみましょう。
それでもない場合は、小屋を出たときに天候がすでに「雨」だったりしていませんでしたか?
その場合は別のseedに変えて性格メモからやり直した方がいいと思います。
(一応、雨が降っていた時は基本範囲+800消費程度の場所に出るようです。そのまま無理矢理やる場合はそのぐらいの場所を参照してみてください。成功できるかどうかはわかりません)


なお、リストを見るときはリスト通りに連番になっていることは滅多に無いと思ってください。
飛び飛びになっていることは当たり前で、更に戻ることも有り得るので注意してください。
また、消費位置が重なることもあります。
egglist2
リスト側のメモになります。
例は6Vなのでこのようにほとんどが特定できました。
(●印が付いているものは特定できたもので、△印は複数候補があって特定できていないものです)

徘徊メモ
メモ帳側はこんな感じになりました。
【】内はタマゴリスト側の位置になります。特定できなかったところは候補値を記載しておきます。
画像をよく見ていただければ分かると思いますが、たまに近くのリストで見つからない性格・個性もあります。その場合は、それは無視していただいてOKです。
あまりにも見つからない性格が多い場合はやり方がうまくいっていないか、やり方を間違えている可能性があります。見直してみましょう。


目標性格の位置が特定できたら、目標性格の1つ上の乱数値をメモしておきましょう。
egglist2_2
例で陽気を取りたい捕まえたい場合は、こんな感じですね。
目標性格(754消費目)の一つ上の乱数値(753消費目)をメモしておきましょう。
次の周回の際のID調整の時に使います。



ここまでで徘徊乱数1週目が終了になります。
この1週目ではまだ色違いにできないので素直に通常色で捕まえておきましょう。
2週目でこれを色違いにするために、ID調整をしていきます。

ID調整に関しては此方の記事からどうぞ。

なお、今回ID調整で使うのは性格値ではなく、目標性格の1つ上の乱数値です。お間違えのないように。
この時点で間違ってしまったら、その周回では色違いにはできないので注意してください。


ID調整がうまくいったら、普通にシナリオを回ってボルトロス(トルネロス)が出せるところまで進めて、あとは季節を合わせてから小屋の中でセーブ、1回目の徘徊乱数と同じ時間の同じ消費数でやって色違いになればOKです。
なお、個体値に関してはなつき消費でズレることもあるので注意が必要です。私の経験上では、色違いになっても個体値がズレていることはあったので、捕まえたら必ず個体値の確認をするようにしてください。
もし個体値が違っていた場合は、一度小屋の中で20歩程歩いてからセーブをしなおして、もう一度乱数調整すればOKです。


もし色違いにならなかった場合は、起動時間・消費等を間違えたか、ID調整の際に使った乱数値を間違えている可能性があります。前者なら合うようにやり直せばOKですが、後者の場合は乱数値の特定がうまくいっていない可能性もありますので、ID調整からやり直してもできないことも有り得ます。
その場合は、またリストを一から見直していくしかないですね。見るところは性格値ではないので見間違いに注意です。
めざパ個体の場合に、候補の乱数値が2つ以上あって、今回失敗したという場合は、もう片方の乱数値を使ってID調整してみてください。
なお、季節を合わせ忘れた場合もその周回では色違いにできない可能性があります。ご注意を。


●目標性格の乱数値候補の探し方について(補足)
探し方はいろいろあると思いますが、私なりの解釈の仕方を画像(メモ帳)を見せながら説明してみます。
あくまで"仮定"で話が進むので、慣れてない方は真似しない方がいいかもしれません。
140406-0006
メモ側はこんな感じです。
(※画像は4Vめざ氷理想個体の実際の時のものです。余り1or余り2のときはものびん(物音に敏感)になります。)
ズレに関しては後ほど触れます。
まずは、記事にもある通りに性格毎にリストをみていきます。
140406-0010
このようにメモした性格・個性と合うものをタマゴリストから探して全てメモしておきます。例のようなめざ氷個体の場合は「物音に敏感」が多くなるので、それ以外の個性の性格を先に探すと良いと思います。
すると、画像のように目標性格(今回は臆病)の候補が複数出る場合があります。
そういうときは、他の性格に注目します。
今回であれば、「生意気/悪戯が好き」が候補が1つに絞れていますね。このような候補が絞れているものを中心に考えていきます。
140406-0009
「生意気/悪戯が好き」はリストの654消費の位置にありました。消費30の時にこの性格が出ているので、少なくとも他の500台にある候補は有り得ないと仮定します。
140406-0008
こんな感じですね。
次に私の場合は「ズレ」をメモしています。この「ズレ」というのは雨が降り始めてから振り終わるまでの時間の差(雨の降る時間)と考えていただければ結構です。
長さの基準に関しては個人的な体感ですので、実際やっていて短いなと感じたら短いとメモするだけで大分わかりやすくなるかと思います。何も書いてないものは特に短くも長くも感じていないものです。
これを考慮すると、消費30の「生意気/悪戯が好き」の時は雨が短く、リスト654消費目にあるので、消費41のときの「能天気/見栄っ張り」の649消費目の候補も考えにくいとわかります。(生意気よりも雨の時間が長く、更に消費も10増やしているため)
このように比べながら煮詰めていきます。
140406-0007
ズレ(雨の時間)を考慮すると、消費30(短い)と消費41(普通)で最低でも30消費差あると考えると、消費31(ちょい長)の685消費目も微妙では?と考える事ができます。
更に、消費31(ちょい長)の685消費目が微妙となると、消費31の候補は709が最低値となるので、目標性格(臆病)は長いズレであることを考えると消費43の700台前半も微妙なのかな?と思うことができます。
このようにズレ(雨の時間)を考慮することでわかってくることもあります。
・消費30【短い】  → 654
・消費31【ちょい長】→ 709 or 765
・消費41【普通】  → 688 or 694
・消費43【長い】  → 764 or 775【目標性格】

ここまででまとめるとこんな感じですね。これで目標候補値は2つに絞れました。
これだけではまだ特定できていないので、「次に探す候補」として、例の場合は消費26か消費28を探していくということになります。
これはまだ途中の段階までですが、後は同じ様に比べながら考えていくだけです。
ただ、例のような764と775のように近い位置の場合は特定できない場合もあります。そういった場合は、実際に候補値でID調整して光るかどうか確かめるしかないです。
最終的に消費775の臆病が私の場合は当たりでした。
もちろん、ズレ(雨の時間)を考慮しなくても6Vの例で示したように候補を絞れることもあります。
記載する程の事ではないかなと思って見送っていましたが、候補値を特定できない方が結構おられるようなので、一応追記という形で補足させていただきました。
注意点としては、一番最初に性格・個性を見て特定できた部分以外は全て仮定で話が進んでいるということを忘れてはいけません。前提が間違っていれば、全て間違いますのでこれを利用して探す際は注意が必要です。
他にもいろんな見方ができると思いますので、此処だけに頼らず、他サイトさんも参考にしていただければと思います。


説明は以上になります。
説明不足な点もあるかもしれませんが、乱数調整の参考になれば幸いです。
また追加点などあれば追記します。


追記(6/19)
画像・説明文を一部追加しました。 

追記(7/28) 
画像を差し替えました。 

追記(4/6)
乱数値候補の探し方についての補足を追加しました。更に少し追記しました。

追記(7/13)
説明文を少し追記しました。

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